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kyu-sen-bi(2)
JUGEMテーマ:小説/詩


そして溜め息をつくと、地面に覗かせていた頭を一度引っ込めて狭くて真っ暗な残ごうに潜り、その中で身を縮めながら、迷彩服のホルスターからオートマチックを抜き出して弾の充てんを確認しました。みんな息をひそめて、それでもクウの事を心配そうに見詰めている様でした。そんな気配が伝わってきましたが、クウはだまって外に出る支度をしました。編み上げブーツの紐を締め直していると、あかぎれの指先がひりひりと痛んだのでした。真夜中には夜気が零下になる為、風邪を引いたりひどいしもやけを作ったりする兵卒が絶えないのでした。おだやかな気候の元で生まれ育ってきたクウたちにとっては、この凍える森の前線が地球とは別世界の様に思えるのでした。
「クウ一等兵」と、暗がりでサム上等兵の声がします。みんなが耳を澄ませます。クウが返事をすると、上等兵は少し厳しい声の調子で「敵と遭遇したら、迷わずに仕留める事。威嚇ではダメだ。必ずオートマチックを、敵に向けて引き金を引くんだぞ」と命じたのでした。

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